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年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[エッセイ]リーダーの条件

2018年03月01日
 経営は同業他社との戦いである。事業を継続していけるのか倒産廃業においこまれるかにある。勝つためには経営者が社員の人心を掌握し、組織を如何にまとめていくかにかかっている。古典の兵法書からリーダーの条件を探ると、人間に対する深い洞察力で勝負に関する行動の法則を探り出している「孫子」では、情報を読む力、先見力である「智」。勇気、決断力の「勇」。嘘をつかず約束を守ること、すなわち部下に対する統率力である「信」。厳しい態度、信賞必罰で部下に臨む「厳」。相手の立場になって考えること、思いやりの「仁」を具えることがリーダーの条件であるという。また「韓非子」では、人間を動かしている動機は何か、愛情でも、思いやりでも、義理でも、人情でもない。それはただ一つ利益であるという。人間は利益によって動く動物であるという考えから、リーダーの条件を、信賞必罰で部下に臨む「法」。法を運用して部下をコントロールする「術」。リーダーが部下に対し持つ生殺与奪の権限である「勢」をトップが部下を管理し、組織をまとめるための条件としている。
 また、「孫子」に「兵は死生の地」とある。社員に危機感を持ち続けさせておくことも、現今の経営における経営者の条件である。このままでは会社は危ない、倒産すると給料は払えなくなり生活できなくなることを認識させることで、社員が一致団結してこの危機を免れるために努力するようになる。人材育成も現今の経営者の条件の一つである。「韓非子」に「下君は己の能を尽し、中君は他人の力を尽し、上君は人の能を尽す」とある。社員の能力を尽すには社員の能力向上が不可欠である。社員教育についての必要性はすべての経営者が認めるところであるが、教育の成果が見えにくいため行われない。必要と認めながらも行わないのは不必要と思っているのと同じである。
 「戦国策」には「士は己を知る者のため死す」とある。立派な社員は自分を理解してくれる経営者のためには命を投げ出しても自分に任せられたことをする。ということである。
リーダーの条件は社員に信頼されること、人望のある経営者になるということである。
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コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

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