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年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[エッセイ]やればできる

2017年05月01日
 団体ツアーでの観光の一つとして三十五年ぶりに金刀比羅宮に訪れることになった。事前に調べると参道は七百八十五段ある。私には登る自信も意志もない。参道にある土産品店などを覗くことを楽しみにしていた。
 昼前、土産品店専属の参拝ガイドを先頭に四十三名のツアー客が後に続く。団体ツアーの宿命なのか参道に並ぶ土産品店に寄って楽しむことはできない。私も途中までは付いて行こうと、竹杖に力を借りてガイドの持つ旗を見失わないように妻と共に歩を進める。「大門」近くで「そろそろリタイアしよう」と思うが参道に腰を下ろす所は見当たらない。殿(しんがり)でツアー客を見守る添乗員に「リタイアした人は」と訊くと、落伍者は一人も居ないとのこと。もう少し頑張ってみることにして登って行くと六百二十八段の所にある「旭社(あさひしゃ)」の前にあるベンチで一休みができた。
 呼吸を整え、気力を振り絞り、本宮「手水舎」で心身を清めて石段登りを再開する。「御本宮」への最後の急な石段を目の前にした時には少し心が折れかかったが、登り切った時に味わう達成感の方が強くなっていた。十二時本宮の拝殿に参拝して健康を感謝し家内安全を祈願した。
 展望台からの眺めは絶景で讃岐平野の彼方には「瀬戸大橋」が微かに望める。「絵馬堂」近くで白無垢の花嫁にも会うことができ幸運だったが疑問も生じた。神前結婚式には正装した親や祖父母が参列するはずだ。何処かに七百八十五段の石段を登らなくても、御本宮に参拝可能な秘密の道があるのではと。下りは思った程に苦労はなかったが私たち夫婦が出発した土産品店に戻った最後の人となっていた。上りの所要時間は四十分、下りは三十分だった。

『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』上杉鷹山
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コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

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