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年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[エッセイ]日本人に生まれて良かった

2017年03月01日

 夕食後に鳩尾に激痛が襲った70歳の患者を救急車で緊急救命室に搬送した。一人の医師と四人の看護師が処置に取り掛かる。患者の奥さんと二人の息子が付き添っている。心配する家族にギャラリーの入院患者が「大丈夫ですよ。医師たちが慌てないで」と慰めを言う。一時間後、患者が緊急処置室から出てきた。通常と変わらない患者の顔や姿を見て家族は一安心したように帰っていった。
 三日後の午後、先の患者が再び病院を訪れた。消化器内科の医師に会いたいらしい。医師の説明では救急車で運び込まれた際のCT撮影の分析で胆石が写っているので、すぐに取り除く処置を勧めます。「入院できますか」と。患者は血液採取、心電図、胸部X線撮影、MRI撮影で検査し病院から消えた。
 翌日午前十一時前、患者は奥さんと共にやってきた。二人とも消化器内科の待合室に案内され待っていると、患者が呼ばれ超音波検査室へと入れられた。しばらくして担当医が室に入り、何やら納得したように出てきた。すぐに患者と奥さんが部屋に呼びこまれた。多分これからの手術について説明をするのだろう。病名は「総胆管結石」。食道・胃から管を通し大腸から胆管に向けて挿入しバスケットで胆石を大腸に落とす。成功すれば二、三日で退院、他の臓器に異常が出れば二〜三週間必要と告げているのだろう。また除去しなければ他の臓器に感染して五日で命を落とすこともあると脅されたかも知れない。
 患者は医師の後を歩いて内視鏡室に、奥さんは処置室前に座って処置の終わるのを待っている。医師が患者の咽喉に三度スプレーで苦い液体をかけ、その都度患者に飲み込ませるような声が聴こえる。患者は口に輪っかを噛まされうつ伏せにされる。「もうすぐ意識が遠くなりますよ」の医師の声を聴き終わるや否や患者の意識は途切れたようにあった。
 四十分後処置は終わり、奥さんは処置中の映像を見せられ、すべて上手く経過したとの説明を受ける。ストレッチャーで運ばれる患者に寄り添った奥さんは患者の早い回復を祈っていた。病室に戻り一時間くらいして患者の意識は回復したようである。患者は昨夕から食べていない食事を欲求するが「明日の昼まで点滴で我慢しなさい」と看護師からピシャリ。
 翌日(処理日の翌日)昼前、医師から患者に、血液検査も異常ないので明日以降退院できますが何時にしますか?明日午前中の退院でお願いします。昼前病院の談話室で患者は奥さんと、病院食と奥さんの手弁当で昼食を摂っている。隣では二人で入院しているらしき老夫婦が仲良く食事をしている。午後看護師が点滴を外した。
 救急隊の皆様、病院の皆様、有難うございました。感謝、感謝、すべてに感謝で人生がうまく廻る。
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コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

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