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年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[エッセイ]誰もが等しく老人に

2016年09月02日
 老人福祉法に基づき、100歳を迎える人の長寿を祝い、社会への貢献を感謝することで昭和36年度に始まった「銀杯」。純銀製の「銀杯」が平成28年度から銀メッキ製など安価な素材に変更された。平成27年度の対象者は約3万人。事業が始まった昭和38年度の対象者はわずか153人だったという。
 昨年6月の「行政事業レビュー」で事業が俎上に載せられ「銀杯贈呈そのものの意義が認められない」「銀杯ありきでなく、別のものなど発想が必要だ」「予算を他の必要な事業に振りかえるべき」などの意見が相次いだという。意義を認めたからこそ銀杯の贈呈を決定したはずだったのでは。
 経費削減のため純度99%で8,000円相当の銀杯を半額で済む銀メッキ製に変える。厚労省は贈呈品の廃止も検討したが、担当者は「継続を希望する国民の声もあり、材料を変えることにした。見た目は変わらない」と説明している。経費削減をいうのであれば、せめて「100歳おめでとうございます」に「ありがとう」と言える頭も身体も自立している人に対して贈呈したらどうだろうか。小さくてもいい。キラリと光る「純」がいい。先祖が100歳まで生きた証だ。
  私の母は介護老人ホームにお世話になっている。100歳を超えているが昼食の膳が配られると「ご飯食べた?」「これお食べ」と昔の我が子を想う母に戻ってくる。お箸も上手に使い食べる。気分の良い時は「戦友」を口ずさむ。
 私も70歳になり敬老会からの誘いが来た。行かない。まだ老人と思っていないからだ。

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コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

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