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年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[エッセイ]ぴんころ地蔵

2016年01月04日
 年老いても何かの仕事をしながら天寿を全うすることをピン・ピン・コロリと称している。誰もが願っていることである。「ぴんぴん長生き、コロッと往生」を望む高齢者が家族に迷惑をかけず、病気や介護で苦しまずに逝けるように「ぴんころ地蔵」や「ぽっくり寺」に参拝するツアーが増えているともニュースで聞く。
 2000年に世界保健機関が健康寿命を提唱して以来、寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まっている。健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は日常生活に制限のある「健康でない期間」を意味することになる。つまりピン・ピンとコロリの間に「健康でない期間」があることになる。健康寿命と平均寿命の差は男性で約9年、女性で約13年。この間の老後資金(医療・介護)も必要となってくる。
 本来人間が自立して人間らしい生活を送るためには平均寿命ではなく健康寿命に関心を寄せるべきである。いくら平均寿命が伸びても晩年は寝たきりではどうしようもない。健康寿命を伸ばすには適度な運動、規則正しい食事、心の健康があると言われ、普通に規則正しい生活をしていればこれらの要件は満たされる。定年後、趣味もなく家にいると、これらの要件を毎日充足することは難しくなる。つまり健康寿命を伸ばすには朝目覚めて今日する目標があることが重要なことになる。
 長野県の男性平均寿命は日本一、高齢者就業率も日本一、高齢者の医療費は日本一低い。平均在院日数は日本で一番短く、在宅介護率は高く、しかも平均寿命は長いのに100歳を超える老人はそれほど多くないそうである。地域や行政の健康への取り組みが功を奏していると思うが、佐久市の成田山薬師寺に「ぴんころ地蔵」という地蔵様がいらっしゃる。
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コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

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