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年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[年金相談あれこれ]辞めるとき厚生年金基金から一時金を貰ってもまだ貰える年金があります

2015年11月02日
 「年金が思ったよりも少ないのですが」とねんきん定期便を受け取った59歳男性からの相談です。

 このような相談では、
「厚生年金基金があるのではないですか」と聞き返すことにしています。
「私は会社を辞める時、厚生年金基金は一時金で受給しました」
と言う方もいらっしゃいます。確かに会社を辞めたときに厚生年金基金を一時金で受給したかもしれません。
しかし、それは加算部分(退職金)で厚生年金基金はまだ受給していないのです。
 厚生年金基金から支給される年金は「代行部分の年金」+「上乗せの年金」+「加算部分の年金」ですが、厚生年金基金の年金として受給できる要件(基金での加入期間や退職時の年齢)に該当しない人は「上乗せの年金」と「加算部分の年金」が一時金で支給されます。一時金で受給したという人はこの部分をもらったのです。しかし。厚生年金の代行部分である「代行部分の年金」は一時金で支給されることは絶対にありませんので、厚生年金基金を一時金で受給したという人も厚生年金基金はまだ残っているのです。
 平成19年に宙に浮いた年金が5,000万円あることが当時の社会保険庁から発表され、自分の受給している年金に不信を抱き、多くの人が当時の社会保険事務所を訪れ、年金相談コーナーがパニック状態になっていたことは記憶に新しいことです。そして、その半年後くらいに今度は企業年金連合会から請求のない厚生年金基金が数多くあることが報道されました。これが「代行部分の年金」のことなのです。
 また、最近代行返上して、解散したという厚生年金基金も多くあります。この基金の場合は代行部分の年金が厚生年金に返されているので基金からもらう年金はありません。


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コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

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