街へ暮らしへ気持ちいっぱい

年金どうなってるの?知ってるようで知らない年金の豆知識!大分県信用組合|渡辺敬二労務士の年金コラム

渡辺敬二労務士の年金コラム

[年金相談あれこれ]厚生年金基金と厚生年金の深い関係(その2)

2015年09月01日
 「先日、年金事務所で自分の年金見込額を調べました。建設会社に勤めている学生時代の友人の年金見込額に比べ、100万円ぐらい自分のほうが少ないのはなぜですか。」と、サラリーマン歴40年、もうすぐ60歳定年を迎える現役金融機関の職員の相談です。

 相談者のなかには転職をしており、厚生年金基金のある会社で働いていたことを知らずに厚生年金基金が未請求となっていることも多分にあるので、年金担当者は年金事務所からアウトプットされた資料や年金証書、ねんきん定期便から厚生年金基金加入歴の有無を確認しなければなりません。
 国民年金の被保険者は第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者と区分されています。第1号被保険者とは自営業者、学生等と第2・第3号被保険者に該当しない人です。第2号被保険者とは厚生年金のある会社に勤めている人、公務員などの共済組合の組合員をいいます。第3号被保険者とは第2号被保険者の被扶養配偶者です。そして第2号被保険者である厚生年金のある会社に勤めている人は更に細かく区分されています。

第1種 男子
第2種 女子
第3種 船員・坑内員
第4種 任意継続者
第5種 基金加入の男子
第6種 基金加入の女子
第7種 基金加入の船員・坑内員

 年金証書にはこの種別毎に厚生年金の加入月数が記されているので、5、6、7種の欄に月数があればその月数の期間は厚生年金基金の被保険者であったことがわかります。したがって年金担当者は
「お客様、厚生年金基金の請求も忘れないでしてください」
「厚生年金基金は受給していらっしゃいますか」
とアドバイスできます。転職が多くあり、この5、6、7種の月数の少ない人はほとんど厚生年金基金のある会社で働いていたことを認識していないことが多いものです。また、ねんきん定期便に載っている厚生年金基金は厚生年金に含まれていると勘違いされている人も多いようですが、厚生年金基金と厚生年金は別のものであり、それぞれ請求してもらうものです。すでに老齢厚生年金を受給している人であれば、この時が振込金融機関変更の最大のチャンスとなります。

一覧へ戻る
ページトップへ


コラム執筆者/渡辺敬二社労士のご紹介

渡辺敬二労務士のプロフィール

渡辺敬二労務士の写真
渡辺敬二
(わたなべ けいじ)
渡辺敬二社労士事務所
大分市中央町4-2-5-6F
TEL.097-538-9865
昭和21年8月大分県生まれ。別府鶴見丘高校卒業。昭和44年東洋大学経済学部卒業、同年大分県信用組合入組。研修課長、人事課長歴任後平成9年7月退職。平成10年社会保険労務士事務所開設。経済法令研究会専任講師として銀行、信金、信組、JAの研修で活躍。年金相談会では毎年500人の相談を受ける。
[取得資格]
社会保険労務士、宅地建物取引主任者、行政書士、安全衛生管理者、確定拠出年金アドバイザー

渡辺敬二労務士のプロフィール/ここまで

けんしんの毎月行われる年金相談会の日程をご紹介します。

けんしんの年金相談会


本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。すべての記事・写真の著作権は大分県信用組合に帰属します。
けんしん